人気ブログランキング | 話題のタグを見る

バリデーション

さて。
今朝、NHKの生活ほっとモーニング
認知症の心にふれる~バリデーションの試み~を見ました。

バリデーションの意味は確か
「相手の価値を認め、力を引き出す」だったかな?
(この辺メモしてないため違ってたらスイマセン)

観てると、ああ、これって自閉症の子と接するのにも通じるよな~って思いながら・・。


●バリデーションのテクニック

1.センタリング(精神の集中)
2.事実に基づいた言葉を使う
3.本人の言うことを繰り返す
4.極端な表現を使う
5.反対のことを想像する
6.過去に一緒に戻る
7.真心をこめたアイコンタクト
8.あいまいな表現を使う
9.はっきりとした低い優しい声で話す
10.相手の動きや感情に合わせる
11.満たされていない欲求に目を向ける
12.好きな感覚を用いる
13.ふれる
14.音楽を使う

 バリデーションの基本は、お年寄りの気持ちを共感をもって受け入れることです。
そして、相手のことを「わかりたい」という気持ちを伝えます。


というもの(上記コピペしてきました)

って言うかですね。
あらゆる物に通じるんですよ、この接し方。
動物だろうが、何だろうが多少、相手の特性によって
技術の出し方が違ってくるけど基本はみんなこれだと思う。

特にセンタリング。
詳しく説明された中に「イライラ感や感情を排除し余裕を持つ」とありました。
難しく思うかも知れないかれど、私はこれをせざるを得なかった場面が日常的にあったからか、よく判る。
障害のある子どもに接するときには余計な感情は邪魔なんだよね・・・。
これがあると本当に辛いし、お互いの身動きが取れなくなることにもなる・・。
だから先ずは一歩(気持ちの上で)引いてみる・・。
本当に・・これが一番大事なのかもしれない

実際にこれを取り入れるまでの過去の施設の日常も紹介されてあって
皆さんいっぱいいっぱいで、初めて専門の施設を開いたものの職員の方も一年もたたずに止めていく方も多かったのだとか。
しかし、施設の内装を普通の家のように家具を置いたりして、環境を普通の暮らしに近づけて
このバリデーションを取り入れたことにより、介護される方も穏やかになり
徘徊や暴力など80%の問題行動が落ち着いたという。

それにも増して目を見張った驚きというのが職員の側の変化だなんだそうだ。
コミニケーションが可能になり、介護する姿勢が変わってくると、それにより介護する側の目が自信に満ちあふれ、本当に優しい表情になるというのがいちばんの驚きだったとこのバリデーションを日本で初めて試み、番組に紹介された方が言われていたのがとても印象的だった。

でも私は、そうだろうなって判る気がした。
相手の呼吸に合わせ、動きに共感し、心が開く。
この瞬間、場面に出くわすと、本当に身震いするほど感動するのだ。
きっとそれは障害者であっても子どもであっても、こういった老人であってもきっと同じだろうと思うから。。。

私は実は何度も何度もこういう場面に出くわしている
私のはこういったちゃんとした技術ではないのだけど、何というのだろう?
ふっと、はいりこむ、呼吸みたいなのは、割りと体得してるのかも???

おかしな物でより強く印象的で感動するのは
自分の子どものことよりも、他の子どもさんだとか、全く知らない障害者の子だったりだとか
はたまた全く違う、気むずかし屋の動物たちだったりだとか
相手は様々なんだけれど・・・。

このバリデーション、この箇条書きでは伝わらないだろうなあ~~
でも、もっともっと広まれば認知症の介護の場面だけでなく
色々な場面で活躍するのではないだろうかと思うのだけど・・・・。
バリデーション_c0031760_23521047.jpg

また機会が有れば、私も勉強してみなくちゃ。
また一つ未来への楽しみが増えたかもしれない。
by rakudamaru | 2005-07-11 23:52 | 障害福祉
<< 嬉しくないかも・・ ああ、ゴメンナサイ! >>